トップページ > 特殊な歯列矯正治療:外科矯正治療> 歯科矯正相談室からの回答:顎が左に曲がっている

歯科矯正相談室からの回答:顎が左に曲がっている

 ご質問のテーマである「顎のずれ」ですが, このずれが実際どのような状態でどの程度なのか, また歯の咬みあわせは, など矯正歯科的な視点でよく診たうえでないと的確な回答はなかなか書きにくい点があることを, まずご了承ください.

 そのうえで, 整体で「右の骨だけが成長してしまっている」といわれたということですが, そうであることを前提に話を進めますと, 「私の場合でも保険は適用されるのですか?」というお尋ねに対しての回答は, 診断名が顎変形症で治療方針が外科矯正による治療の場合にのみ, 術前術後の矯正治療と顎手術を含めて保険が適用になります. ただ, すべての矯正歯科医院で保険が適用されるわけではありません. 保険は医師の裁量権(やりたい治療をやりたいようにできる権利)が制限されるとか, ある種の検査機器がないといけないなどの制約を嫌って, 保険診療申請をしない歯科矯正医院が多くあります.受診前にご確認された方がいいと思います.

 一方, 顎変形症であっても外科手術を伴わない, つまり外科手術でなく矯正治療だけで治す場合の矯正治療費は, 保険が適用されません. 治療方針として外科手術でやるか矯正治療だけでやるかは, 詳細な診査と十分な話し合いのうえで決定されます. 矯正治療だけで治す場合の費用は通常の矯正治療費と状況は同じで, 所在地や医院によってマチマチですから, かなり差があるのは事実です. それはある面, 土地の値段と似た傾向があって, 都心部に行くほど高くなるといえるかもしれません. もちろん先生の考え方や治療の方針, 治療内容によっても異なりますので, 一概にこの位の額と, ここで提示することはできません.

 「後遺症はあるのか」というご質問ですが, 外科手術つまり体にメスが入る治療行為ですので, 絶対安全, 何も無いとはいえません. ただ, 手術は口の中からやりますので傷が目立つところに残るという心配はありません. この種の手術の後遺症で多いのは, 小さな神経を切りますのでシビレが残ることがあることです. 通常でもシビレは出ますが, 大抵1年ほどで消失するか気にならない程度に減退するようで, 少なくとも当院での外科症例で, シビレを含めて問題になるような後遺症を残したケースは経験していません.

 「時間はどの程度かかるものか」というご質問の「時間」とは, 手術に関してか, 矯正治療全体の期間の意味か分かりませんが, 手術に関しては手術法が決まったところで外科医に直接聞いて頂いた方が良いかと思いますが, 入院期間は大体1週間から10日程で, 術後の経過によって差があるようです. 歯科矯正治療全体の期間は症例によって大きく変わりますので何ともいえませんが, 数カ月程度で終わるものではないという認識は持っておいて頂きたいと思います.


虫歯と歯周病の予防グッズなら・・・

«歯科矯正相談室への質問:就職する前に八重歯(やえば)を治したい

歯科矯正相談室への質問:顎が左に曲がっている«