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歯科矯正相談室からの回答:舌側矯正装置と発音障害

 歯の裏側につける歯科矯正装置(舌側矯正装置)は現在, アメリカではほとんど使われていません. 日本でも29ある歯科大学(および歯学部)のうち, この装置を正規に取り入れているところはありません. これは, その装置に欠点が多過ぎるからです.

 目立たないこと以外はすべて欠点とさえいえます. その欠点は, たとえばすべてのケースにその装置が使えるわけではないこと, 治療費が高い, 治療期間が長くなる, 仕上がりの精度(治療の質)を上げにくい, 食事や発音の障害になりやすい, などなど.

 アメリカはもとより, 日本の大学や一流といわれる歯科矯正専門医が使いたがらないのはそういう理由があるからです.

 裏側(舌側)矯正装置を選択されるに当たっては, その装置で治療することのリスクやデメリットは十分承知されたうえで臨まれたことと思います. 「うまく話ができない」ことは我慢するか, ご自分で工夫されるしかないと思いますが, やはり歯科矯正担当医に相談されるのが一番だと思います.

 装置が目立つことに抵抗があるのはわかりますが,歯科矯正治療をしていることは決して恥ずかしいことではなく, むしろ社会性の高さを誇るぐらいの自信を持っていただければ, 歯科矯正医としてありがたいことです.


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