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歯科矯正相談室からの回答:歯科矯正治療に伴う抜歯

はじめまして. まず, いうまでもなく人間の身体は左右対称ですから, 歯列(放物線状の歯のならび)も左右対称(左右で歯の数は同数), また, 形や大きさは異なりますが上下でも歯の数は同じです. したがって, 歯科矯正治療上の抜歯においては, 上下左右から1本づつ(計4本)というのが大原則です.

 しかし, 物事は何ごとも「すべて原則どおりに」とはいかないことは,ご承知の通りです. 歯科矯正臨床上, まるこさんのような(上非抜歯, 下一本抜歯)という治療方針が必ずしも無いわけではありませんが, やはり, このような変則的な抜歯部位は特殊な条件下でしかとらない方法ではあります.

 御質問を読むかぎり, 一般的には上下左右第二小臼歯(5番)抜歯か, 非抜歯を歯科矯正医は思い浮かべるかと思いますが,この文章からだけでは分らない条件, たとえば奥歯の関係(左右の大臼歯関係), 犬歯関係, 上下の歯の大きさの比率, 軟組織側貌, 顎の偏位などを, 先生は総合的に判断したうえでこの治療方針(抜歯部位)に踏み切ったものと考えられます.

 「正中は合わなくなってしまう?」
 上下で歯の数は異なるわけ(つまり非対称)ですから, どこかで抜歯した1歯分の“辻褄(つじつま)”を合わせなければいけません. そのために正中が一致しない(一致させない)可能性は大ですが, 仮に正中を合わせたら, 1歯分の“しわ寄せ”をどこに持って行くかが問題になります.

先生は, それらを「かみ合わせについては大丈夫」という言い方で, 治療後の形が頭に描かれていることを表現したものと推測します.

 どの様な場合にせよ,歯科矯正担当医より治療後の予測を出来だけ具体的に説明してもらう事が重要です.そして,その説明に十分理解し納得した後に歯科矯正治療を始めなくてはなりません.了解して始めた歯科矯正治療について患者さんが納得出来ない場合,その責任を患者さん自身も背負わなければならないからです.


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