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歯科矯正相談室からの回答:あまり目立たない受け口の治療

 はじめまして.ご心配は, 歯科矯正治療そのものに対する不安ではなく, 歯を抜くということへの恐怖心, ということですね.

質問にある抜歯部位は通常と少し異なるようですが, それはともかく, 歯科矯正治療上, 上下左右の親知らずの抜歯を含めれば, 8本抜歯というのはごくある本数です.

 よく, 親知らずは抜かなければいけないのか, それとも抜かない方がいいのか, という主旨の質問をインターネットや新聞, 雑誌などの歯科相談で見かけますが, これは, 親知らずには抜かなければいけない親知らずと, 抜いてはいけない親知らずがある, あるいは, 抜いた方がいい親知らずと抜かない方がいい親知らずがある, と考えてください.

 親知らずの抜歯基準についてはここでは触れませんが, 経験的に, 日本人の歯科矯正患者さんの多くは, 歯科矯正治療の前か後にせよ, 親知らずを抜く必要があります. その意味で, 大多数の歯科矯正患者さんの内の一人です.

 「できるならあまり抜きたくない」

 この気持ちは良くわかります. 抜かなくて済むなら抜きたくない, これは
歯科医も同じです. しかし, 抜歯しなければ歯科矯正治療ができませんので,ずっと持ち続けていたというコンプレックスは解消できません.

また, 歯科矯正治療はしないとしても, 埋もれたままの親知らずは口の中に地雷を抱えているようなもので, いつか(疲れたり, 体調を崩したり, 海外旅行で時差ボケのときなど)大事なときに限って, 弱り目に祟り目のように痛み出したりします. 薬で鎮痛させることは出来ますが, 根本的な解決は抜歯しかありません. 少なくとも質問にある埋もれた親知らずは, いつかは抜歯しなければいけない歯です.

 「歯科大で10日間ほど入院して全身麻酔で一気に抜いてしまったほうが楽」
この先生の提案について, 患者さんが了解すればその手もありますが, 歯科大学(口腔外科)での抜歯は埋もれた親知らず2本だけにして, その他の歯はかかりつけの歯科医にお願いした方が, 負担が少ないように思いますがどうでしょうか. 口腔外科は抜歯の専門科ですから, 埋もれた親知らずの抜歯はお手のもので, 普通は診療台に乗ってから降りるまで30分程度のものだと思います.


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